副業を始めたいんだけど、どこで探せばいいか迷っているお父さん諸君は多いですよね?
手軽に探すなら、「バイトル」のアプリで探すのがお決まりですが、案外ハローワークで副業やバイトを探せる事実はあまり知られていません。
私の職場は、いわゆる低賃金労働者が集まる職場ですから、副業やバイトの話題は絶えませんよね。
社則で副業は禁止されているのですが、そこは公然の事実。総務職である私も見て見ぬふりをするしかありません。
彼らは、わざわざ履歴書類を送付して、面接する面倒くさいことはしていないようで、もっぱら多用しているのは、いわるコネ手段です。
山陰地方でデザイナーをしている佐々木さん50代も、コネで副業を見つけた一人です。
50代デザイナーが見つけたデザインの副業はコネ繋がり

彼が住んでいる地元に個人で広告業を営んでいる方がいて、お手伝いで副業として仕事を行っています。
仕事量の波が年に4回ほど大きな繁忙期に、溢れた仕事を頂いて行っています。
最初は派遣のデザイナーに依頼しようと考えたのですが、時給や日給が高価である事と、かなり制限のある中でのデザインであったり、納期やデータ入稿の時間帯もマチマチ。
だったら融通が利いて、時給も安価に設定できる私に矢面が飛んできました。
主な作業内容は、電車の小さな時刻表や手帳の作成を業界で良く使われているアプリケーションを使い作成していく作業が主に振られてきます。
昨年のデータを一式、頂き、その前回データをベースに今年のものに作り変えて行きます。
作成したものをPDFにして先方様へメールで送り校正をして頂き、デザイン変更も含めて校正した赤字の指定紙が、メールで送られてきます。
その指定紙に基づいて修正作業を行い、最終チェック用のPDFをメールで送りOKが出ればデータを指定された先にアップロードして終了。
時刻表の場合は、改定する当日にHPにアップされ、それからの作業だと遅く改定された日にはもうデータは出来ていなければいけません。
そのため、改定される一ヶ月前にアップされている改定情報を探して、その情報に基づいて作業を行わなければ行けないので、事前準備が大変です。
一連の作業を3日間で行わなければ行けないので、本業との兼ね合いもありますが会社の本業は定時で上がり、自宅の副業で徹夜なんて事もあります。
内容が文章系が殆どなので慣れればスムーズに行きますが、作業後の文字校正が実は大変だったりします。
50代はデザインの副業で本業以上に熱中しないか心配だった

やはり、副業に重きを置きすぎて、本業が疎かになっては本末転倒なので、両立よりも、あくまで副業のスタンスで行う様にしていました。
本来なら、もっと副業の仕事量は増やせますし、その分稼げるのでそれでも良いと考えていました。
如何せん、納期期間がどんなものでも3日しかないので、もし何かが起きて納期日に納品出来なかったらと思うと、ギリギリの仕事量しか受けられないのが現状だったりします。
後は私の重大なミスが知人の会社の責任になってしまうので、何でもかんでも仕事を受けてミスが起きた事も常に考えています。
副業ではあるのですが、正社員のスタンスで考えてしまうので、やはり、受ける時は、全てやりたい欲求を抑えて、安全に出来る分を行う様に心がけています。
50代は副業で本業が忙しい日が重なった時苦労した

大変なのは、作業期間の3日目の最終日です。
本業が忙しい日と副業の最終日が重なると、もう頭が痺れてしまいそうになります。
ただ、そのプレイヤーとしての仕事へのプレッシャーは、50代後半になって中々味わえないものです。
中々味わえないこの感覚は、年齢と共に薄れてしまいがちなので、副業でこの感覚を感じる事で、本業へフィードバック出来たりしています。
また、作業をしていく中で、品質を維持しつつ効率の良いやり方はないかを探ったり。作業を行ったり研鑽をしたりしているので、そのやり方が見つかった時の喜びはまた格別なものです。
そう言えば、20代の頃は、こうやって仕事を覚えていったなと、思い出させてくれます。
50代後半だと、マネジメントやディレクション作業が多い中、プレーヤーとして錆びない様にしてくれているのは、副業の存在だったりします。
大変ですがその部分は、対価以上にありがたいなと感じています。
こういう意識で作業を行っていると、その使用アプリケーションのスキルが知らず知らずに上がっていたりしています。
それは本業の時に気が付きます。中々、本業中は、一つのアプリケーションを勉強する時間がありません。ただ一番早く覚えるコツも実践で学ぶ事だったりします。
なので、まさに私は副業でコッソリ実践をしているので一石二鳥です。
お金も頂けて、アプリケーションも学べます。
また、この量をどうやったら、1日から2日で出来るのか逆算のスケジュールもたてられる様になったので、本業で私の口から、出来ないな言葉は、元々少ない方でしたが完全になくなりました。
何か一つのスキルが上がったよりも、トータルでのスキルが上がった様に感じます。
デザインの副業をする50代はチャレンジ精神が大切

本業と同じ副業をする場合ですが、お金の為だけであれば何も言う事はありません。
ただ、副業から本業へ何かフィードバックしたいのであれば、使うアプリケーションは本業と一緒でも、仕事内容は、本業と少し違うものに挑戦する事をお勧めしたいです。
仕事は、準備と研鑽が大切ですね。
慣れからは、この部分は意識の中から、いつしか忘れ去られていきます。
それが常であり、良く言えば経験でもあります。
特に40代、50代はプレイヤーではなく、マネジメントに重きをおく世代なので、どうせ同業の副業をやるのであれば、プレイヤーとしての自分をもう一度、磨くチャンスではないのかなと思っています。
私も最初は、同業ならば、今のスキルが生かせるし、楽だしと安易に考えていました。
渡された仕事内容も使用アプリケーションは一緒ですが、まったくやった事がないものでした。面倒だけど、お金の為ならが最初のスタートでした。
しかし、やっていくうちに、本業と違い、ダイレクトに来る感じであったり、納期への誰も助けてくれないプレッシャーだったり、作業前の準備作業であったりと、全て自分の状況では周りが助けてくれる本業とは違います。
ただ、その環境こそが自分を成長させてくれます。
50代後半でも、まだまだ自分自身にのびしろがある事に気がつかせてくれます。
それはお金のためだけの受け身だったら、気付きませんでした。
自分がまだ出し切れていない部分を出せる場が、もしかしたら、この年齢の副業なのかも知れません。
副業をやるだけでも、すでに挑戦だと思うのですが、どうせやるなら、もう一歩気概でやって見ては如何でしょうか。
副業のテクニックを本業でも活かす50代デザイナー
最後に要点をまとめます。
- 本業と繁忙期が重なるとキツかった
- お金ではなく経験を積む意味で良い勉強になった
- 効率よく副業するにはどうすればいいか考えよう
- 難易度: (1.0/5.0)
- おすすめ度: (1.0/5.0)
- 稼げる額:5万円~/月
※即金性は非常に高い
本業での経験を副業に活かすならいざ知らず、副業でのお仕事の経験を本業に活かしてしまうとは、考えもしません。
佐々木さんのように絶えず成長できる人は、今後も副業のオファーが絶えないのかも知れませんね。皆さんも仕事の結果にコミットして、成長を続けてみてください。
思わぬところからオファーが来るかもしれませんよ!
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