未経験の50代がプログラミングを学んでも意味がないのでしょうか?
決してそんなことはありません。
プログラミングは多くの分野で求められているし、年齢に関係なく学べるスキルです。ただし、いつ始めても遅くないというのは20代30代の話。
50代にとって重要なのは、限られた時間の中で効率よく稼げる副業を選択できるかどうか。20代のように「じっくり学んで、将来に活かす」余裕はありません。
のんびり学習を始めてしまうと、あっという間に60代・70代になってしまいます。
未経験の50代が副業としてプログラミングを始めるなら、PythonではなくHTMLやCSSがおすすめです。高額なスクールに通うのではなく、書籍などで自己学習できるから。
そこで今回は、50代未経験でもプログラミングの副業を始められるのか?初心者におすすめの言語は何かを紹介します。
50代がわざわざ未経験の領域に踏み込むのは、時間とお金の無駄になりかねません。それよりも、長い社会人生活で培った経験とスキルを活かすのが収益化への近道です。
プログラミングを学べば必ず稼げる、人生を一発逆転できるなど甘い言葉に惑わされず、効率的に収益につなげることだけを考えましょう。
資格商法や高額スクールにはくれぐれも注意してくださいね!
50代未経験でプログラミングの副業を始められるのか?
50代未経験でもプログラミングの副業を始められるのか現実を紹介します。
50代未経験でもプログラミングを学べる
50代未経験がプログラミングの副業を始めることできますが、現実的には厳しい面が多いことも理解しておく必要があります。
プログラミングは多くの分野で求められているし年齢に関係なく学べる万能スキルです。
ただし、いつ始めても遅くないというのは20代30代の話。
50代が副業を考える場合、定年までの限られた時間の中で効率よく収益化できる選択ができるかが重要になります。
20代であれば、じっくり学習しながらキャリアを積み上げることができますが、50代には時間の余裕があまりありません。
何年も学んでようやく稼げるという道を選ぶのは、現実的ではないのです。
未経験で副業案件を獲得するには工夫が必要
50代未経験でもプログラミングを学ぶこと自体は可能ですが、副業案件を獲得することは簡単ではありません。
副業で実務経験を積んでから転職しようとか無責任なことを書いてあるサイトが多いですが、そもそも未経験者に案件を任せるクライアントはいませんよ。
まずは、ご自身の目でクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトを覗いてみて、初心者でも獲得できる案件がどれくらいあるのか確認することをおすすめします。
プログラミングスクールの誰でも簡単に稼げる売り文句を鵜呑みにするのではなく、市場の実態を自分の目で確かめることが大切なのです。
エンジニア転職は厳しいがどう生かすかが重要
副業でプログラミングを学び、一定のスキルを得ることは良いことですが、それが即エンジニア転職につながるわけではありません。
企業が求めるのは、実務経験を積んだ即戦力の人材です。
ですから、50代で未経験からエンジニア転職を目指すのはほぼ不可能と言っていいでしょう。
ただし、副業で得たスキルを本業に活かすことは十分に可能です。
たとえば、現在の仕事でデータ分析やWebサイトの管理など、プログラミング知識を応用できる場面を見つけることができれば、キャリアの幅を広げることができます。
副業を通じて得た実績を積み重ね、スキルを実務で評価される形にするための戦略をしっかりと立てることが重要なのです。
やめとけは本当?プログラミング副業のメリットとリスクを検証
プログラミングはやめとけとよく言われますが、本当なのでしょうか?
特に、未経験の50代が副業に挑戦する場合は、メリット・デメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
ここでは、プログラミング副業の実態を紹介します。
メリット
キャリアの選択肢が増える
プログラミングを学ぶことで、IT業界に限らずさまざまな業界の副業やフリーランスの仕事に挑戦できるようになります。
特に、在宅ワークやリモートワークが増えている現在、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現しやすくなっています。
論理的思考力や問題解決スキルを上げられる
プログラミングは、ただコードを書くのではなく論理的思考や問題解決スキルを鍛えるのに最適と言われていますよね。
プログラミングスキルは、他の仕事や日常生活にも役立ちますし、新しいことを学ぶことで脳が活性化し、認知機能の維持にも良い影響を与えるとも言われています。
自由な時間を持てる
プログラミングは副業やフリーランスとして始めやすいので、スキルが身に着けば、自分のペースで働けるの大きな魅力のひとつです。
一定以上のレベルに達すれば、単発の案件を掴めるだけでなく週に数時間の仕事を選べるので、時間的な自由を持ちやすいのが魅力のひとつです。

時間的自由を確保しやすくなります。
デメリット
学習に時間と努力が必要
新しいスキルを習得するには、当然ながら時間と努力が必要です。
プログラミングは決して簡単なスキルではなく、初心者は基礎を習得するだけでも一定の時間を要します。特に、若い世代と比べて新しい技術に慣れるのに時間がかかる場合があるため、根気強く学習を続ける姿勢が求められます。
稼げるまで時間がかかる
プログラミングスキルを身につけても、すぐに高単価案件が取れるわけではありません。
未経験からのスタートする場合、最初は低単価の案件やアルバイト的な仕事から始めることが多く、実績を積むにも時間がかかるのが現実です。
ただし、地道に経験を積み重ねることで、徐々に単価の高い案件にも挑戦できるようになります。



最初の実績を作れるかが重要なんですよね。
技術の進化が早い
IT業界では、新しい言語やツールが次々と登場するので、プログラマーとして長く活動するには常に学び続ける姿勢が必要です。
一度学べば一生使えるスキルというわけではなく、技術の変化に対応しながらスキルを維持・向上させる必要があります。
まとめ
プログラミングの副業は、キャリアの選択肢が広がるなどのメリットがある一方、学習に時間がかかる・すぐに稼げるわけではないといったデメリットがあります。
先ほど紹介したような厳しい現実があるからやめとけと言わますが、正しい方法で学習を進め自分に合った案件を選ぶことで、50代からでも十分に活かせるスキルになります。
いきなり高額なプログラミングスクールに入るのではなく、まずは、無料で学べる教材や小さな案件からスタートしてください。
繰り返しになりますが、自分に合っているかを見極めながら進めていくのが成功への第一歩なのですから。
プログラミング副業は甘くない?経験者が語る現実と成功のコツ
まずは、経験者が語るプログラミング副業の現実と成功のコツを紹介します。
プログラマーの現実
40代になると多くのプログラマーは、他の職種にキャリアチェンジしていくという現実を知ってください。
技術のキャッチアップが難しい
プログラミングの世界は、新しい言語やフレームワーク・ツールが次々に登場するので、情報を追うための時間と努力が必要です。
40代以上のプログラマーは、家庭や仕事の責任が増える一方で、新しい技術を学ぶ時間を確保するのが難しくなる場合があります。
結果、スキルが時代遅れになり、仕事の選択肢が狭くなることもあるのです。
若い世代との競争
IT業界では、若い世代ほど新しい技術に対して柔軟に対応できるため、スピーディーに成長することが多いです。
対して、40代以上のプログラマーはキャリアの中盤以降に新しいスキルを学ぶ負担が大きくなるので、若い世代と競争するのではなく、自分の経験を活かした戦略を考えることが重要になります。
体力的な面
プログラミングは長時間のデスクワークが多く、視力や集中力・体力が要求されます。
40代以上になると、体力的な負担が増すので、健康面で気をつけることが求められます。 適度な休憩を取りながら作業する、運動習慣をつけるなどの工夫が必要ですね。



ずっと画面を見てるのでドライアイにもなりやすいんだよね。
キャリアの変化を求める
経験を積んだ40代以上のプログラマーから、リーダーシップを取るマネジメント職に変わるのも一因と言われています。
ただし、全ての40代以上のプログラマーが退職するわけではなく、フリーランスや副業を通じて柔軟に働く選択肢を見つける人も増えています。
要は、自分のペースでスキルをアップデートし、ライフスタイルに合った働き方を見つけることが大切なのです。
経験者が求められる理由
納期や品質の確保
経験者は過去にさまざまな問題に直面しているので、解決するためのノウハウやスキルに長けています。
未経験者の場合、予期しない問題の解決に時間がかかることが多く、納期や品質が不安定になるリスクがあります。そのため、発注側は確実に成果を出せる経験者を選ぶのです。
信頼性の向上
経験者は過去の実績やポートフォリオが豊富で、発注側が依頼内容をどれだけ信頼できるか判断しやすくなります。
一方、未経験者は実績が少ないので、まずは小さな案件から取り組み徐々に信頼を築いていけるかが重要になります。
効率性の高い作業
経験者は既にツールやフレームワークを使いこなしており、開発や問題解決の効率が高いです。
一方、未経験者は学びながら進めるため時間がかかることが多いですが、実践を重ねることでスピードを向上させることができます。
成功するためのコツ
プログラミング副業の現実を知ったところで、弱者がどう立ち回るべきか紹介します。
経験がなくても、自分で作ったプログラムをポートフォリオとしてアピールすることで、実績をアピールできます。
GitHubなどのオンラインプラットフォームを活用して、自分で作成したコードやアプリケーションを公開することが大切です。
未経験から始める場合、小さな案件や低単価の仕事を受けて、経験を積むのが現実的です。
小さな案件でも品質を重視して少しずつ実績を積みましょう!
知らず知らずのうちに、経験者として認識されるようになります。
プログラミングの世界では、学び続けられるかどうかが成功のカギになります。
最初は小さな案件しか掴めなくても、実務経験を重ねることでスキルが向上し、より大きなチャンスをつかめるようになります。
未経験から始めるのは決して簡単ではありません。
しかし、正しいステップを踏めば、プログラミング副業を成功へとつなげることがでるので諦めないで前に進んでくださいね。
週一でもOK!Pythonのプログラミング月5万を目指すステップ
それでは最後に、50代でもプログラミングを学んで副業を始められる方法をお教えします。
Pythonは初心者向きではない理由
50代未経験者はPythonを学んで副業を始めようというキャッチフレーズが多いですが、実はPythonはおすすめな言語とは言えません。
なぜなら、習得に時間がかかるから。
確かに、Python自体は比較的学びやすい言語です。
それでも、基礎習得に数ヶ月、実務レベルに達するまで年単位 の学習が必要になりますし、Pythonの副業案件はAI・データ分析・Web開発 などが多く実務経験者向けの案件が多いのが現実です。
それだけ競争が激しいんですよ。



最近はPythonを学ばなくてもAIツールがこなしてくれます。
PythonでなくHTMLやCSSをおすすめする理由
50代未経験者がプログラミングの副業を始めるのであれば、HTMLやCSSなどの言語が最も適した選択肢と言えます。
学習コストが低い
HTMLやCSSは、プログラミング言語の中では比較的理解しやすく、書籍や無料のオンライン教材でじゅうぶん学ぶことができます。
専門的な数学的知識や高度なプログラミングスキルを必要とせず、初心者でも取っ付きやすいのがおすすめの理由です。



高額なプログラミングスクールに通わなくてもいいんです。
副業案件が初心者向け
HTMLとCSSは、Webサイト制作やランディングページ作成、ブログのカスタマイズ、簡単なポートフォリオ作成など、副業で十分に活かせる言語です。
特にスモールビジネスや個人事業主向けに、低コストでサイトを作成できるスキルはニーズが高くおすすめです。
実務で使える範囲が広い
HTMLとCSSはWeb開発の基本中の基本。
この2つを習得することで、プログラマーとしての基盤が築けます。
たとえば、Webデザインの理解やフロントエンドの基礎的なスキルを持つことで、さらに他のJavaScriptやPHP・WordPressを学ぶ際に役立ちます。
結局、50代から副業プログラマーになった人はいたのか?
以上、50代未経験でプログラミングの副業を始めることができるのかを紹介しました。
私自身、最初にHTMLやCSSを学びました。
書籍を1冊買い学べたので、比較的少ない投資でスキルを習得できたのだと考えています。
実務に直結していたので応用力も付きました。
ブログをカスタマイズする際も、HTMLとCSSの基本を身に付けていることで、かなりスムーズに作業が進みました。
最初は本当に小さなものから始め少しずつ成長していくことが重要です。
自分のポートフォリオサイトを作って企業売り込めば、ライバルと争わず稼げるようになるのでHTML・CSSとワードプレスの組み合わせはガチでおすすめですよ。
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