50代で、非正規社員になった人たちのキッカケは様々ですよね?
リストラされて仕方なく陥った方や、年老いた親の介護のため泣く泣く退職した人もいるだろう。
金森氏が非正規社員として生きるハメに陥ったのは、部署異動を命じられたのが始まりでした。
正社員から非正規になった理由は社内異動が始まり

入社して数年間は建築会社で現場監督に就いていましたが、上司が私と現場監督の足事が合わないと思ったのか、設計の部署に異動させられることになりました。
ある時に副社長から異動を命じられてしまいました。
異動先は、設計の部署で図面を描いたり市役所に確認申請をするために書類を作成したりと、住宅を建てる前に市からの許可を得るための重要なポジション。
仕事的に私自身やりたかった仕事でしたが、残業が多く自分の時間を作ることが出来なかったことが動機で辞めようと決意。
突然異動を命じられたので、勤務時間を聞きそびれた自分も悪かったですが、朝8時30分から夜中の0時を回って2時まで週に6日続いたので驚きと共に疲労困憊。
一日中、製図台に座って図面を描いていたので、夜も食事をする時間も割いて図面描きをしなければなりません。
朝から晩というか深夜まで、ひたすら図面描きをしていたので給料が気になって仕方がなかった。
きちんと残業代は付けてくれているのか?上司に聞いてみると、残業代は9時までとなっていて、それ以降はサービス残業で割りに合わないと転職する手段を考え始めました。
正社員から非正規にしかなれなかったのは転職の失敗

転職をするにあたって心配だったのは、会社を辞めて次に正社員として転職することは出来るのかというう点でした。
私の年もそんなに若くないので、最悪の場合会社を転々とすることも想定しなければなりません。
現に、30代で一度会社を辞めたことがあり、どこの求人を見てもいい仕事が見つからず良かったと思っても年齢に引っかかってしまうことが多かった。
転職フェアに行って、あらゆる求人に応募をしたのですが案の定内定はもらえません。
何度も落ちまくっていると、自分に自信がなくなってくるので、そんな時に残業代はなかったけど退職をするんじゃなかったと大後悔。
転職フェアに行っても若い方ばかりで、そんな中に年齢が高い私が入ると場を間違ったかのように感じてしまうこともありました。
退職をして、新たに職を探す時には職業を選んでいてはダメです。
自分が好きな職種を選ぶといつまでたっても、いい求人にはありつけないと感じ私自身で作った条件を削るようにしましたが、好きな接客の仕事は消すこともなく、ねばりにねばった所、接客の仕事に就くことが出来ました。
50代で転職を考えている方は、今度転職をする時が最後の転職だと行動することが大切ですね。
実際に経験をしてみれば、転職の大変さがしみじみとわかるようになります。
若いころは自分がやりたい仕事に就くことが出来たので、人生が楽しいと感じた方も多いのではないでしょうか?
若いころにできた仕事も、年を重ねると出来なくなってしまう仕事も多くなってきます。
年を取ったら、まず何が出来るかを転職する前に考えておいてください。
今は、年齢制限を求人に記入することは法律上違反ですから誰でも応募が可能ですね。
でも、仕事内容をよく見て、自分に出来るかを考えてから応募することが大切ですよ。
正社員から非正規になった50代の年収は前職の半分以下

以前働いていた職場でもらっていた年収と、非正規社員として転職をしてもらえる給料の数字比較すると月で20万円近く減額。
私には小学生の娘がいて家族を養っていることから、減額をされると大変困る状況。
40万円から初任給に近い給料になってしまうと、今まで経験をしてきたことがリセットされ応募する前に求人を見て、給料はいくらもらえるのかをきちんと見て応募することが大切です。
会社を選ぶ時には、今までの経験を活かせる会社であれば配慮してもらえます。
退職をして未経験の仕事に就くと、給料も安くなる傾向にあるので注意が必要です。
そこの会社では、ボーナスがもらえなかったですが、月割り計算をしていくらか給料にプラスしているとのことでしたがサービス残業が多すぎたことから実感が湧きません。
とういうことから、転職をしてしまうと、それまでの役職も給料もリセットされる確率が高くなります。
独身であれば、転職をしてもそんなに気にすることもないかと思いますが、家族がいる方は職をなくすと家族の生活のことを考えることが大切。
会社としては、若い方を採用し育てることを重点にしている職場も多いので、50代の方は安易に転職をしようと考えるのは辞めた方がいいです。
会社によっては、50歳を越えても健康な方であれば採用してくれる所もあります。
正社員から非正規になり退職すべきでなかったと後悔

50代になると正規社員で転職先を見つけるのは容易ではありません。
ですから、正社員は諦めて、契約社員や派遣社員で探すと転職先を見つけやすくなります。
この年になって正社員として雇ってくれる所は、数が少ないです。
非正規社員で仕事を選ぶ方が多いのは、自分の趣味や育児の時間を大切にしたい方が多く、正社員ではなく休日が融通の利く雇用形態で探す方が多くいらっしゃいます。
特に女性は、非正規社員で働いている方が多いですが、男性はいずれは結婚をして家族を養っていくから、若い時に非正規社員ではなく正社員として働いていなかったら後々自分なりに後悔をしてしまうこともある。
後悔をしても仕方がないので、非正規社員から正規社員へと転身をすることができる確率も0ではないです。
正社員のいい所は、ボーナスが貰えたり保険などの福利厚生で有利な所はあります。
ボーナスがあるのとないのでは、年収を考えるとかなりの差が開くことは間違いありません。
女性は時期が来れば、結婚をして退職をせざるを得なくなりますので、非正規社員の方がメリットは大きい。
自分の将来のことを考えて、非正規社員で探すのか正規社員で探すかは、自分の判断なので、よく考えて応募しないと後悔をしてしまいます。
入社をして間もないのに、上司にやっぱり正社員として働きたいと言っても時期的に遅いのと人格も疑われてしまいますね。
必ずしも非正規社員で入社をしても、がっかりすることはありませんよ。
正社員から非正規になって年収が半減した50代まとめ
最後に要点をまとめます。
- 転職の動機:労災レベルの残業
- 転職の手段:ハローワーク
- 要した期間:約10か月
- 転職フェアに行って、求人に応募したが相手にしてもらえない
- 年収が半額になって、転職するんじゃなかったと後悔
残業地獄か、非正規社員に転職して年収が激減するか、どっちに転んでも地獄に代わりはないようです。
金森氏によれば、深夜残業が連日続いて、帰宅することもままならなかった。
1日8時間の残業が20日続いたなら月160時間超。
もはや労働災害レベルの残業ですが、人手不足の建築業界では当たり前です。
残業で命の危険を感じたのならば、定時で帰宅できる非正規社員に転職して自由を味わうのもイイかもしれませんよ。
よくよく考えてくださいね。
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