50代で転職するのは無謀とYahoo!知恵袋で辛辣なコメントが飛び交っていますよね?
リストラや雇止めによって転職を強いられた50代の多くが地獄を見ることになるのは確か。
私は転職できない中高年たちを支援していますが、50代で転職を成功させるためには活動量もさることがながら運も必要。
40代であれば100通から200通応募すれば、希望の職種に就くことも可能ですが50代は300通以上レベルになってしまう。
それでも、運よく数社受けただけで正社員として転職できてしまう幸運の持ち主がいるからビジネスは辞められません。
50代の転職は無理?未経験で積極的に活動したわけ

青島さん50歳は今まで、様々な仕事をしてきましたが、その中で転職して良かったなと思う仕事が、フィットネスクラブの受付だった。
転職の媒体は、ハローワークに行くと募集が出ていたので、速攻で履歴書を出して募集の形。
転職の動機は、「お客さんと直接お話できる仕事がしたかった」ことが大きい。
今まではどちらかというと経理事務の仕事が多かったのですが、受付として雇ってもらうためには、少し難しいのかなと自分自身思うところもありました。
でも手段として、面接の時に「最初はアルバイトでもいいので、雇ってほしい」気持ちを込めて面接に挑んだのが功を奏したのではないか?と思います。
熱意が伝わったのか、理由は定かではありませんが、正社員として採用となりとても嬉しい気持ちでいっぱい。
仕事の内容は、フロントでの受付全般でした。
新しい職場は、スイミングクラブ以外にもフィットネスクラブも経営していて、お客さんは、大人のスイミング・フィットネスクラブがあるので対応します。
大人の方は、朝早くから来る人や仕事の途中に来る人もいます。
汗をかいたので、シャワーだけ浴びに来る人もいます。
毎日来る人や、毎週決まった曜日に来る人・月に1回だけの人など様々。
どのくらいのペースで来られるかも見ながら挨拶をして、子供のスイミングスクールもあるので子供とそのお母さんと対応。
子供は、ベビースイミングもあるので小さい子供も来てとても癒されますね。
50代転職で未経験の職種に就けたが自分にできるか心配

受付はもちろんですが、入会・退会の手続きなども行います。
また、受付の近くに水着などを置いてるスペースもあるので物販購入も行います。お母さん達が、子供の水着などの購入する時も受付で行います。
電話での対応がありますが、その中で子供のお休みなどもあります。
バスで来る子供もいるので、スクールバスなど運転手の人達との連絡も行い他には忘れ物などがあったらフロントに届くので、保管や忘れ物を取りに来た時の対応も行います。
今まで職種は、事務職として経理業務が多かったですが受付のは人生で初めての仕事。
転職して心配だったことは、「お客さんとちゃんとお話が出来るかどうか」でした。
相手がお客さんなので、覚えてもいろいろなパターンがあり、その都度対応しなければならないことが多々ありました。
お話をして、解かって頂けるお客さんはスムーズに仕事ができますし、話をして解かって頂けないお客さんは時間をかけてお話をします。
自分だけで解決しようとすると、クレームになることもあるため、どうしても自分では無理な時には、先輩に相談してきました。
基本的にお客様のためにも、自分の為にも会社の為にも、分からないことは先輩に相談するように心掛けるとイイですね。
先輩がいるので、同じようには無理かなとは思っていましたが、私は人と話すことは好きなので、自分なりに自分自身を表現することを考えてお話しています。
少しでも追いつこうと頭の中で考えてはいます。
50代で転職するまで経理の経験しかなく大変苦労した

大変だったところは、今までが経理事務の仕事でしたので、次の仕事も経理の仕事を探しており求人の少なさに参りました。
20代の頃に頃に比べると、年齢を重ねてしまっててメチャメチャ苦労しました。
なにせ事務は、新卒の学生や若い女性を雇う会社が多いのが現実ですから。
会社によっては、「年齢を重ねた女性は遠慮してほしい」雰囲気の会社もあったので、やはり歳には勝てないなぁと。
ときには、女性が多い職場を探したこともありますが、やはり難しいですね。
今は、差別的な理由で断る会社もないイメージです。
そういう場合は、探している人が勝手に思っていることもあるので、自分もそうだったのかなと少し反省をしています。
経理事務の仕事といえばもちろん、最初から経理の知識があると教える人は助かりますが、未経験であっても時間を掛け先輩から教えてもらえれば分かっていく部分が多いです。
経理事務を希望する人はほとんど、商業学校を卒業したり・経理の事を分かってる人が多いんじゃないでしょうか?
だからこそ、「雇って欲しい」と言う人が多く、会社側も「来て欲しい」と言う人も多いのです。
また今すぐに、事務の経験のある人に来て欲しい会社もあります。
たくさんの会社があるので、「急募」として募集している会社はもちろんあります。
そういう会社も探しましたが、私が探すときはタイミングが悪くその時はありません。

事務を募集している会社も少ないこともあり、面接を受けてもなかなか採用されることはありません。
経理事務の経験があることや、意欲などを面接の時にお話しましたが採用には至らなかったです。
苦しかったところは、今まで事務の仕事しか経験がなく他の職種に就職するイメージが湧かなかったことです。
「すぐに就職したい」という気持ちだったのと、頭の中で「次の職場も経理事務」の仕事しか浮かびません。
そうすると、仕事を探す幅が狭くなっていたので、自分自身を苦しめていたことはあります。
50代に転職活動をしてみて、若い時は気付かなかったことが沢山ありました。
特に、転職のことを考えて、手に職を付けることも必要だなと改めて思ったところではあります。
50代転職で未経験の接客が自分の天職と思えて良かった

今までの仕事は、机に向かって伝票と電卓のにらめっこをする仕事で、机に座ってひたすら仕事をしている感じ。
計算が合わなかったら、合うまで計算をしたり・なぜ合わないのかを探します。
でもそれは、会社としては必要な事ですし、それが自分の仕事だと自負してきました。
ただそれが続くと疲れますし、自分が情けないと思うところではありました。
でも新しい仕事は、お客さん人と接する仕事なので、楽しんで仕事させてもらっています。
以前の仕事は、お客さんと接する機会が一度もなかったので、凄く新鮮な気分です。
新しい仕事は異なる職種で、初めて覚えなければならないこともありますが、基本的に楽しい毎日を送っています。
覚えていきクリアすることが出来た時はとても嬉しいですが、何度も失敗しました。
失敗した時は、どうして・なぜという事を、常に考えています。
出来た時の嬉しさがあるので、失敗をしながら「今度は出来る」という気持ちで仕事をします。
先輩に教えてもらいながら仕事をすると、覚えていきます。
受付では来られた時は、普段は「いらっしゃいませ」って形が多いですね。
でもクラブに帰ってきた意味も含めて、「お帰りなさい」と言うのが驚きではありました。
受付の仕事は、大人の方から子供のスイミングもあるので、子供やそのお母さんとお話ができます。
また他にも、ジムやエアロビクスなどもあるので、たくさんの人が来るので雑談しながらその人が楽しんで来られてそして帰られます。

新しい仕事なので、難しい事と把握しています。
でもそのことを覚えていくことも、やりがいがあります。
また、新しい仕事に飛び込んだ気持ちなので、これからの職場生活が楽しみの一つ。
今までとは違う職種に就いた時は、「どうしようかな」と最初は戸惑ったことはあるでしょうが、それは覚悟の上ですし自分で選んだことでもあります。
お客さんと接することで、自分自身で新しい自分を発見できるチャンスもあります。
ずっと経理事務ばかりしてきて、「これが私の天職だ」なんて思ってましたが、今は自分には、接客が向いているのかななんて思えるほどです。
思い切って職種を変えて、新しい人生を歩んでみるもの良いと私は思っちゃいましたね。
50代で正社員は無理?非正規から転職した女性まとめ
最後に要点をまとめます。
- 転職の動機:一度でいいから接客業に就きたかった
- 転職の媒体:ハローワークで見つけて即日応募
- 要した期間:約4か月半
- 運よく5社目で正社員として採用された
- 事務職と違い臨機応変での対応が求められる
- お客様と接することができる毎日を楽しんでいる
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